世の中にはいろんな会議があります。
会社や行政組織、はたまた井戸端など、コミュニティの数だけ会議は存在しています。
しかし、本日ご紹介するのは、そんな多種多様な会議の中で、もっとも参加することが難しい会議、その名もビルダーバーグ会議です。
謎多き会議ですが、今日はその歴史や様式、そしてなぜ都市伝説界隈で有名なのか、といったところ一緒に見ていきましょう!
基本情報

「オランダのビルダーバーグホテル」https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3150643
改めて、本日ご紹介するのはビルダーバーグ会議です。
この会議が始まったのは、いまから67年前の1954年のことです。
第2次世界大戦のち、反共産主義を唱え1強の体制をとっていたアメリカと、それに軋轢を感じていた欧州諸国が、「世界の問題を自由に討論できる場」を求めて作ったのがこのビルダーバーグ会議です。
1回目の会議がオランダヘルダーラント州レンクムのオーステルベークのビルダーバグホテルで行われたことから、それ以降この会議は「ビルダーバーグ会議」と命名されたようです。
それ以降、毎年欧州やアメリカの5つ星ホテルを貸し切り行われています。
約70年の歴史の中で開催されなかったのは、ロッキード事件のあった1967年と新型コロナウイルスの流行した2020年のみだそうです。
参加者には、多国籍企業や国際金融機関の経営者に加え、各国の政治家、そして王族や貴族など、世界的に影響力のある人々が名を連ねます。
ちなみに、今現在会議に招かれた日本関係者はいません。
2009年に、アテネで開催された同会議に、当時国際エネルギー機関事務局長であった田中伸男さんが参加していますが、あくまでエネルギー関係の参考にとしての参加であったため、日本人の参加にはカウントされないようです。
なぜ、都市伝説で取り上げられるのか?
この会議が、都市伝説業界でたびたび扱われるのには以下の2点のような理由があります。
会議の内容が非公開だから
出席者やおおまかな議題はネット上で公開されますが、その詳しい内容までは原則非公開となっています。
メディアの代表者が招待されることはありますが、それが記事になることはありません。
情報の秘匿化はかなりのもので、会議が開催中は、ホテルの従業員全員に休暇が与えられ、専門のスタッフが業務を行います。
また、開催中の食事は全員おのおのの部屋でとるように指示されるようです。
これほどまでに情報を秘匿するからには、何か良からぬことが話し合われているのではないか、と考える人も多いようです。
そのうちの一人が、ライターのダニエルエスチューリンです。
彼によれば、会議の最終目標は「欧米による世界統一政府の樹立」。
それにともなって、「国民総背番号制」や「人体埋め込みチップ」、「GPSによる大衆の監視」などの副次的な議題が話し合われているといいます。
各国の首脳はビルダーバーグ会議参加者から生まれる?
実は欧米各国の首脳陣の中には、就任前にこの会議へ招待された人物が複数存在しています。
具体的には、イギリスのサッチャーやブレア、ドイツのメルケル、アメリカのクリントンやオバマがあげられます。
また、会議の影響力を示す有名な話の一つにこんな話があります。
クリントンは就任前の、1991年に会議に招待された際、ロックフェラーから「我々は北米自由貿易協定を重視している」と告げられ、就任後すぐにこれを締結させた、というものです。
欧米各国の動きは、この会議によって支配されているのかもしれません。
おわりに
昨年はコロナ禍で会議が行われませんでしたが、今年はどうなるのでしょうか?
開催されるとしたらどんなことが議論されるのか?
気になりますね…
下々の私たちが真実を知る日は来るのでしょうか…(笑)
ではまた!
ここまで読んでくださった皆さんありがとうございました。
過去にも都市伝説に関する記事を書いていますので、気になる方はチェックしてみてください!⇩
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