オーパーツ。
それは、本来発見されるはずのない時代、場所から見つかった遺物のことを言います。
英語の「out-of-place artifacts (場違いな工芸品)」の略称であり、その謎の存在は長きにわたって考古学者や私たちを悩ませ、そして楽しませてきました。
今回はその中でも特に有名なオーパーツを7つ、ピックアップしてご紹介していきますので、ぜひ最後まで楽しんでいってください。
①水晶ドクロ(クリスタルスカル)
出典:Wikipedia
まず初めに紹介するのは、ディズニーの「インディージョーンズ」で登場することでも有名な「水晶ドクロ」です。
「水晶ドクロ」は、固い鉱石である水晶を人間の頭蓋骨の形に削って作られたものであり、インカ帝国やマヤ文明、アステカ文明などの遺物であるとされています。
この「水晶ドクロ」がオーパーツと呼ばれる所以は、その高度な加工技術にあります。
先ほども述べた通り、水晶はとても固い鉱石であり、加工するにはかなりの技術が必要になります。
さらにこの「水晶ドクロ」には、上から光を当てると赤色に輝くといった設計が施されているため、それ以上の技術が必要でると考えられます。
しかしながら、当時の文明の技術では赤色に光らせる設計はおろか、水晶を削ることさえも困難であったと考えられています。
当時の人々はどのような方法で作り出したのか。何のために作ったのか。その謎が故に、「水晶ドクロ」はオーパーツとして認識されるようになりました。
(最新の研究でほとんどは現代に作られた偽物であると判明。しかし、未だに本物か偽物か判明していないものも存在する。。。)
②古代のロケット
出典:7 Tales
トルコの遺跡で発掘された「古代のロケット」。
この「古代のロケット」の特徴は、現在のロケットと形がそっくりであること。
このロケットにはコックピットとパイロットが付いており、さらにパイロットは宇宙服のようなものを着ている。
ロケットが現代の形に似ていることや、宇宙服を着ている点も不思議な点ではあるが、それよりむしろこの時代に宇宙に行くための「ロケット」という思想が存在していたことも、とても興味深い点である。。。
③アンティキティラ島の機械(世界最古のコンピュータ)
出典:Wikipedia
こちらは1901年に沈没船から発見された世界最古のコンピュータと呼ばれる「アンティキティラ島の機械」です。
古代ギリシア時代のものであるとされ、天体運行の計算のために制作されたものと推測されています。
詳しく検査をしたところ、内部には数十個ものとても小さな歯車が使用されており、この精密なつくりと技術に多くの科学者たちは驚愕し、「世界最古のコンピュータ」と評されるまでになりました。
これと同じ技術力の機械が後に制作されたのは、それから1000年以上も先だったといいます。
ちなみに、同ブログでは過去に現代のコンピューターを開発した人を紹介しています。
気になる方は是非覗いてみてください☟☟
【知ってた?】コンピューターの生みの親は犯罪者?天才数学者の数奇な人生【大人の雑学】 – こんなことブログ (convenilife.com)
④ナスカの地上絵
出典:Wikipedia (画像はコンドルの絵)
ご存じの方も多いかと思いますが、続いて紹介するのは「ナスカの地上絵」です。
「ナスカの地上絵」はペルーのナスカ川とインヘニオ川に囲まれた砂漠地帯に、1~2mほど地面を削って描かれた巨大な地上絵の総称であり、古代ナスカ文明の遺産です。
数キロにも及ぶ直線を描いた幾何学的な模様や、猿や猫などの動植物を描いたものなどが存在しています。
この巨大な地上絵は上空から出ないと全体の把握ができないほど巨大なものであり、当時この地上絵を描こうとすると、かなりの技術と労働力が必要になるといいます。
また、「ナスカの地上絵」から川を挟んだ向かい側にはピラミッド群が存在していることから、両者の繋がりは深いものであると考えられています。
ちなみに「ナスカの地上絵」が消えないのは、この地域の降水量がとても少ないからです◎
⑤ヴォイニッチ手稿

https://ameblo.jp/motoharu567/entry-12311242891.html
出典:Wikipedia
この「ヴォイニッチ手稿」はおおよそ200年前のものであるとされ、中には植物の色彩画や見たことのない文字が記されている、日記のようなものです。
なかでも植物の挿絵が多く記されているのですが、奇妙なことにこれらの植物はどの図鑑にも載っていないものだといいます。
さらに文字も読解困難であり、これまで数々の学者が読解に挑んだが、読解に成功した者はいない。
「適当な文字を書いているのではないか?」といった見解もあるが、この文字には一定の法則性が確認されており、適当であるという線は薄いと考えられている。
なんか読めそうだなと謎の地震がある人は、一度読解にチャレンジしてみてもいいかと思います。。。
⑥800年前の携帯電話
オーストラリアで発見されたこちらの携帯電話のような形をした物体。
ぱっと見、ガラケーのようにも見えますよね。(かなり胡散臭い)
オーストラリアの遺跡発掘現場から発見されたこの遺物はなんと、13世紀の地層から出てきたものなんです。
つまり、800年以上前のものであると考えられますよね。
表面には12個のボタンのようなものがあり、さらにボタンの中には楔形文字(くさびがたもじ)のようなものが彫られています。
現代のガラケーと類似しすぎていてにわかには信じがたいこの携帯電話ですが、長きにわたって陰謀論者たちを盛り上げているオーパーツの1つです。
あなたが持っているスマホもいつか、オーパーツとして発見される日が来るかもしれません。。。
⑦ガラスになった町

https://ameblo.jp/motoharu567/entry-12311242891.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%84
最後に紹介するのは、インダス文明最大の都市遺跡であるモヘンジョ=ダロの近くに存在する「ガラスになった町」です。下の写真がモヘンジョ=ダロで、上の写真がガラスになった町の写真です。
この町の周りにはガラス化した石片が大量に散乱しており、調査によると、このガラス片は短時間で超高温に熱された状態でないと生成されないものだということが判明しました。
もちろんインダス文明が栄えた当時、短時間で超高温に熱する技術なんてものが存在するのは考えにくいです。
そこで都市伝説界隈で提唱されているのが「古代核戦争説」です。
確かに核兵器であれば、町一体に大量のガラス片を作り出すような超高温を短時間で発生させることが出来ますよね。
さらに「古代核戦争説」を裏付けるかのように、町には核爆発の痕跡らしきものが存在しており、「古代に現代の科学技術を超える生命体が存在していたのでは?」と私たちを楽しましてくれるオーパーツの一つになっています。
コメント