みなさんは『This Man』という男を知っているでしょうか。この『This Man』は2006年から世界中の人々の夢の中に出てくると報告が相次いだ人物ですが、実際に姿を見た人はいません。
日本のテレビ番組『世にも奇妙な物語』でも取り上げられたこの『This Man』ですが、一体この男は何者なのでしょうか。
今回はそんな『This Man』について触れていきたいと思います。
『This Man』とは
『This Man』とは冒頭でも少し触れた通り、2006年から世界中の人々の夢に突如現れ始めた謎の男性のことを言います。
実際の顔がこちら⬇️

http://www.thisman.org/
この『This Man』の絵は、精神科医が2006年1月に夢でこの男を見続けていると訴える女性患者を診察した時に描かれたもので、この絵を別の患者に見せたところ、その別の患者も見たことがあると証言しました。
それから精神科医の同業者4人にこの絵を送ったところ、同業者の患者も夢の中でこの絵の男性を見たと証言しました。
しかし実際には誰もこの男性と会ったことはなく、謎は深まるばかりでした。
その後、アメリカ、中国、イギリス、ロンドンなどの様々な国で『This Man』の目撃事例が相次ぎ、最終的には2000人を超える人々の夢に出てきたとされます。
『This Man』は世界中の人々の夢に共通して出てきましたが、それぞれ夢の内容が違うことが特徴的です。
例えば、サンタクロースの格好をしている夢や、ただただこちらを見つめてくる夢、一緒に空を飛ぶ夢などがあります。
このように様々な謎を持つ『This Man』ですが、次はその気になる正体について解説していきたいと思います。
『This Man』の正体
『This Man』が話題になった当時は、アメリカ軍による人の夢を操る陰謀論説など様々な憶測が飛び交いました。
しかし実際のところ、この『This Man』の正体とはイタリアの広告代理店『KOOK』が仕掛けたマーケティング手法の実験でした。
この時行われたマーケティング手法はバイラル・マーケティングといい、インターネットを通した口コミを利用して商品やサービスなどを連鎖的に宣伝する方法です。
そしてこの実験では、見事にこのバイラル・マーケティングの効果が確認され、『This Man』の公式サイトには累計20億ものアクセスが殺到し、その存在は世界へと知られることとなりました。
ちなみに言うと、先ほど話した精神科医と患者の話なども全て『KOOK』によりでっち上げられたものでした。
バイラル・マーケティングの効果はすごいですね笑
公式サイトの中では「この男を見たことがありませんか?」と書かれたチラシがダウンロードできるようになっており、日本語版でもダウンロードできるので、興味のある方はしてみて下さい!
This Man公式サイト⬇️
まとめ
今回は人々の夢に現れる謎の男『This Man』について簡単に解説をしていきました!
あなたの夢にも出てくるかもしれませんね!
今後も様々な都市伝説系の話を取り上げていくので是非ご覧になってください!
ありがとうございました。
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